タイトル

ネットを編み上げたところで,フレ−ムに戻り
塗装と最終的な作業
フレ−ムと網の取り付け)を説明していきます

めどめ

塗装に入る前にやっておかなければならない作業が,めどめです。
僕の場合は、水に溶かしたとのこをウエスにしみこませ、木肌をごしごしこすっていきます。
木が水分を吸い込むことになりますので、作業のあとは1日乾燥させて下さい。

塗装(塗りはじめ)

何種類か使ってきましたが、カシュ−という油性塗料を使っています。
ただ、完全な透明色がないため、ネオクリア−という最も透明に近いものを主に使っています。
(今回の写真は、少し飴色がかったクリア−を使用)

塗料1 塗料2 塗料3
カシュ−を別容器にうつす
かなり粘性の高い塗料です
カシュ−うすめ液をいれ、
泡立たないように丁寧に
かくはんしていきます。
始めは木肌にしみこむ程
度ですが,丁寧に塗って
下さい

アドバイスはじめにグリップを持って塗っていき、グリップ部分を塗るときには柄尻に付けたヒ−トンを持って塗りましょう。
 ヒ−トンが小さくて持ちづらい時にはヒ−トンにあけた穴に針金を通すと持ちやすくなります。

ネ−ムをいれる

2〜3回塗りすすめ木の目のでこぼこが目立たなくなってきたら、ネ−ムをいれてみましょう。
水性インク(耐水性)で一気に書ききります。僕はホルベイン(画材屋さんで売っています)を使っています。
じゅうぶん乾燥してから、次の塗装にはいります。


塗装(仕上げ)

最後の1回塗りを残したところで,中目ていどのコンパウンドで磨きます。こうすることで、最終塗装を終えた際
きれいに塗装面に光沢が出ます。


ネットの取り付け

・ネットを通す穴の位置のマ−キングと穴あけ

  1. フレ−ムの外周よりながめのたこ糸を用意し、フレ−ムにあてがってグリップに一番近いポイント2点にマ−キングします
  2. 図のように網目数分を等間隔にマ−キング
  3. 再びフレ−ムにあてがってテ−プで仮止めすると、フレ−ムのような曲面でも等間隔に位置出しが出来ます
  4. 写真のようにまっすぐていねいにピンバイスで径1mmのあなをあけていきます。

マ−キング

穴開け ピンバイス
マ−キングしたたこ糸を仮止め ピンバイスで1mmのあなをあける


・ネットの取り付け

  1. 用意するもの・・・バッキングライン,ボビンスレッダ−(タイイング用)
  2. 図のようにバッキングラインをフレ−ムと,網の目に通します。
  3. 両端をむすんで,出来上がり。

網の取り付け

*2ボビンスレッダ−を使って,バッキングラインをフレ−ムに通す。
当然バッキングラインは図のような状態ではなく強く引いておくこと。

網の取り付け2

*3もっともグリップに近い側の穴で、バッキングラインを結んで止めます。


完成しました。
これは知人に頼まれた物なので,パッケ−ジングしました。
完成


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