法   規 12問
無線工学 12問
制限時間 1時間


(法  規)

(1)無線局を解説しようとする者は,電波法の規定によりどのような手続きをしなければならないか、次の内から選べ。

  1. あらかじめ呼出符号の指定を受けておかなければならない。
  2. 無線従事者の免許の申請書を提出しなければならない。
  3. 無線局の免許の申請書を提出しなければならない。
  4. あらかじめ運用開始の予定期日を届けでなければならない。

(2)電波法に規定する「無線局」の定義は次のどれか。

  1. 無線設備及び無線設備の操作を行う者の総体をいう。ただし,受信のみを目的とする者を含まない。
  2. 送信装置及び受信装置の総体をいう。
  3. 送信装置及び空中線系ののの総体をいう。
  4. 無線通信を行うためのすべての設備をいう。

(3)すべての無線局に対して要求される送信空中線の型式及び構成の条件として,無線設備規則に定められているものは次の内どれか。

  1. 風圧及び氷結に耐えるものであること
  2. 空中線の利得及び能率がなるべく大であること。
  3. 周波数をその許容偏差内に維持出来るものであること。
  4. 出来る限り外囲の温度の変化によって影響を受けないものであること。

(4)つぎの文は,電波法施行規則の規定であるが,(   )内に入れるべき字句を下の番号から選べ。
  「無線従事者は,その業務に従事しているときは、免許証を(  )していなければならない。

  1. 地方電気通信監理局長に預託
  2. 無線局に保管
  3. 通信室に掲示
  4. 携帯

(5)無線従事者の免許を取り消されることがある場合は,つぎのどれか。

  1. 引き続き6ヶ月以上無線設備の操作を行わなかったとき。
  2. 日本の国籍を有しないものとなったとき。
  3. 電波法に基づく処分に違反したとき。
  4. 免許証を失ったとき。

(6)郵政大臣は,電波法の施行を確保するため特に必要がある場合において,無線局に電波の発射を命じて行う検査では、何を検査するか,つぎのうちから選べ。

  1. 送信装置の電源電圧の変動率
  2. 発射する電波の質または空中線電力
  3. 無線局の運用の実態
  4. 無線従事者の無線設備の操作の技能

(7)アマチュア局の行う通信に試用してはならない用語はつぎの内どれか。

  1. 業務用語
  2. 普通後
  3. 暗語
  4. 略語

(8)無線電話通信において,自局に対する呼び出しを受信した場合に,呼出局の呼出符号が不確実であるときは,つぎのどれを使用して直ちに応答しなければならないか。

  1. 再びこちらを呼んで下さい。
  2. 誰かこちらを呼びましたか。
  3. 貴局名はなんですか。
  4. 反復願います。

(9)再免許を受けた無線局は,従前の無線局の無線検査簿をどのようにすることになっているか、つぎのうちから選べ。

  1. 旧免許状とともに返納する
  2. そのまま継続して使用する
  3. 廃棄する
  4. 2年間保存する

(10)無線局を運用する場合において、電波の型式は,遭難通信を行う場合を除き,つぎのどれに記載されたところによらなければならないか。

  1. 無線局免許申請書
  2. 無線局事項書
  3. 免許証
  4. 免許状

(11)無線電話の機器の調整中,しばしばその電波の周波数により聴守を行って確かめなければならないことになっているのは,次のどれか。

  1. 他に当該周波数による電波の発射がないかどうか。
  2. 周波数の偏差が許容値を越えていないかどうか
  3. 受信機が最良の感度に調整されているかどうか。
  4. 他の無線局から停止の要求がないかどうか。

(12)無線局において,「非常」を前置した呼び出しを受信した場合は,応答する場合を除き,次のどれによらなければならないか。

  1. 混信を与えるおそれのある電波の発射を停止して傍受する。
  2. 直ちに非常災害対策本部に通知する。
  3. すべての電波の発射を停止する。
  4. 直ちに付近の無線局に通報する。




(無線工学)

(13)図に示すように,磁極の間においた導体に紙面の表から裏へ向かって電流が流れたとき,磁力線の方向と導体の受ける力の方向との組み合わせで、正しいのはどれか。

問題13

  1. 磁力線の方向(右),力の方向(上)
  2. 磁力線の方向(左),力の方向(上)
  3. 磁力線の方向(右),力の方向(下)
  4. 磁力線の方向(左),力の方向(下)

(14)B級増幅の特徴について述べているのは、次の内どれか。

  1. 出力側の波形ひずみがない。
  2. 高周波増幅のときのみに使用される。
  3. 入力信号の負の半周期のとき出力電流が流れる。
  4. A級増幅よりも効率がよい。

(15)FM通信方式の説明で,謝っているものはどれか。

  1. 同じ周波数の妨害波があっても,受信希望の信号波が強ければ妨害波は抑圧される。
  2. 周波数偏移を大きくしても,占有周波数帯幅は変わらない。
  3. 受信中の信号波の強度が多少変わっても,受信機出力は変わらない。
  4. AM通信方式にくらべて、受信機出力の音質がよい。

(16)送信機の周波数逓倍機は、どのような目的で設けられているか。

  1. 発信器の発信周波数を整数倍して,希望の周波数にするため。
  2. 発信器の発信周波数から低調波を取り出すため。
  3. 発信器の発信周波数が変動するのを防ぐため。
  4. 高調波に同調させて、これを抑圧するため。

(17)ス−パヘテロダイン受信機において,中間周波変成器(IFT)の調整が崩れ,帯域幅が広がるとどうなるか。

  1. 強い電波を受信しにくくなる。
  2. 映像周波数による混信を受けやすくなる。
  3. 近接周波数による混信を受けやすくなる。
  4. 長時間にわたって安定に受信出来なくなる。

(18)図は,FM受信機の構成の一部を示したものである。空欄の部分にあてはまるものは,次のうちどれか。

問題18

  1. 周波数弁別器
  2. 緩衝増幅器
  3. 直線検波器
  4. 周波数逓倍器

(19)TVIを軽減するため,送信設備側で行う対策として,誤っているのは次のうちどれか。

  1. アマチュア局のアンテナとテレビ受信用アンテナとの間を出来る限り離す。
  2. 送信機と給電線との間にTV電波を通しやすいフィルタを挿入する。
  3. 送信機の調整を正しくとり,接地を完全にする。
  4. 送信機を厳重に遮へいする。

(20)テレビジョン受信機やラジオ受信機に付近の送信機から強力な電波が加わると,受信された信号が受信機の内部で変調され、TVIやBCIを起こすことがある。この現象をなんと呼んでいるか。

  1. 過変調
  2. 平衡変調
  3. 混変調
  4. 位相変調

(21)接合ダイオ−ドは整流に適した特性を持っている。次にあげた特性のうち,正しいのはどれか。

  1. 順方向電圧を加えたとき電流は流れにくい。
  2. 逆方向電圧を加えたとき内部抵抗は小さい。
  3. 順方向電圧を加えたとき内部抵抗は小さい。
  4. 逆方向電圧を加えたとき電流は用意に流れる。

(22)高さが10(m)の垂直接地アンテナの固有波長は,次のうちどれか。

  1. 40(m)
  2. 20(m)
  3.  5(m)
  4. 2.5(m)

(23)図に示す電波通路A,Bのうち、Aの伝わり方をするのは次のうちどれか。

問題23

  1. 地表波
  2. 大地反射波
  3. 電離層波
  4. 直接波

(24)テスタで直流抵抗を測定するときの手順で正しいのはどれか。

  1. 0(オ−ム)調整をする−測定レンジを選ぶ−テスト棒を短絡する。
  2. 測定レンジを選ぶ−テスト棒を短絡する−0(オ−ム)調整をする
  3. テスト棒を短絡する−0(オ−ム)調整をする−測定レンジを選ぶ
  4. 測定レンジを選ぶ−0(オ−ム)調整をする−テスト棒を短絡する

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