フレ−ム制作の続きです。
がんばってください。
1.接着剤が完全硬化したら、タコ糸を取り除きます
Vol1で接着のためグリグリに縛り付けたタコ糸を丁寧に(かつ大胆に)取り除きます。
このとき、強いエポキシ接着剤のしみたタコ糸を無理にはがすと、柔らかい桧の木肌
が捲れてしまいますので、注意してください。
2.フレ−ムを研磨しましょう
まずはフレ−ムの表、裏面を平らに研磨します。
僕はサンダ−(電動工具の一種で、平面を
研磨するのに用います)を使っています。
グリップ部から、フレ−ムのラウンド部にかけて
研磨しますが、木を削ろうとせずにバリバリに付着
した接着剤を削り落とすような感じでいきましょう。
フレ−ムの表裏をサンダ−で研磨
写真では見にくいですが、硬化したエポキシ接着剤を削り落とすのは根気がいります
次にフレ−ム側面を根気よくサンドペ−パ−で研磨します。グリップ材に使った堅い
銘木はともかく、桧はやわらかくサンドペ−パ−でも十分整形できます。
面をとるくらいに納めるも良し、丸くソフトなラインをだし、仕上げるもここで決まります。
根気よく、丁寧に、一番時間をかけて良い行程かと思います。
3.ヒ−トンを作ってみましょう
ヒ−トンに関しては、ご自身でいろいろアイデアを凝らしてください。
僕は、かつては金物屋さんに売っている、真鍮製のワイヤ−をまげただけのものを
使っていましたが,今では(ホ−ムセンタ−で売っていますが)タンスなどの中吊り棚を
支えるダボを買ってきます。
2mm径の穴をあけているところ
4.グリップに穴をあけ、ヒ−トンを打ち込みます
フレ−ムをクランプで固定し
(傷が付かないように材料
を布などで保護してください)、
ヒ−トンが入る穴をあけ
ましょう。
ダボのオス部径より少し
大きめのあなをあけます。
電動のドリルがあると、
きれいにあけられます。
ダボがまっすぐ刺さるように
穴はグリップにまっすぐあけ
ましょう。
ダボをフレ−ムに接着しますが、
やはり硬化時に強度に信頼性のある
2液性エポキシ接着剤を使います。
30分硬化のものを使います。
硬化までのあいだは、セロファンテ−プ
で確実に止めておいてください。
フレ−ムのラウンド部に網を止める糸の
通り道である溝を切ります。
写真はわかりにくいですが、幅2mmくらいの
のみで丁寧に彫っていきましょう。
こつは、はじめから深く彫ろうとせずに
削りくずもなるべくつながっていくように
彫っていきましょう。