僕はネットを編む方法をふた通り知っていますが、
ここではそのうち比較的やさしい方法を紹介します。
(実はHP上で説明しやすいので)
ネットを編む道具
網針
*網針への糸のためかた
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クレモナを突起に2 〜3回巻き込む |
裏返して、突起に ひっかける これを繰り返し糸を ためます。 |
こま
下のこまは駒にたまった糸を抜きやすくするために
肩を切り落としてあります
ネットを編む材料
クレモナ糸お譲りします。一束あれば小型魚用ネットが数セット編めます。ご希望の方はこちらのフォームよりお知らせ下さい。
ネットを染める材料
クレモナは染めても比較的淡く染まります。糸を凧糸で代用した場合,染め粉なりに染まるが、あとで色落ちします。
ネットの編み方
目の編み方
まず,できあがったフレ−ムの外周を大まかに計り(ネット固定用穴のグリップ側の両サイドを決め、それを起点と終点とし、計測します)その数値を1.5センチメ−トルで割ります。(フレ−ムにできる穴の間隔が1.5センチメ−トルになります)
その数値が,これから編んでいくネットの一周の編み数になります。
(例.60cm外周÷1.5cm=30・・・・30目の網を編む必要があります)
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太い糸にクレモナを 結び,こま(編み始 め用)の下側にあてる。 |
クレモナを太い糸の上 から左下へ抜き、下方 へ引き締める。 |
網針を太い糸の下からく ぐらせてできた輪の中へ 上から通す。 |
網針とこまを下へぐっと 引き締め新しくできた結 びこぶを,こまの峰上に のせる |
網針側の糸はこまの 下(裏)へ回し,前4 工程を繰り返し,目を 増やす。 |
上記編み方をよく見ながら編みだしの3角目を作る(編みだし用こま)。
計算で出した編み数に達したら太い糸の両端を結びます。
2段目以降の編み方
編みすすめていくと左図のように
一段編み終わります。(計算値)
次に編み始めた頂点の一段下(a)
へ継ぎます。
はじめ数段は段目が目立ちますが、
編みすすめるうち,気にならなくなります。
ここから、編み始め用こまを小さい
サイズのこまにチェンジします。
あとは、ラセン状に自分の好みの
深さまで編み込んでいきます。
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減らし目
フレ−ムの長手方向分くらい編みすすめたら、つぎに減らし目にはいります。
結び目を減らすためには、2目を一緒に拾って編みます。
つまり、1段編むごとに目数は1/2ずつ減っていく。
*ネットの深さは、フレ−ム長手方向の1.2倍くらいがよいでしょう。
残り目が5〜6になったところで、編針の糸をきり、残った目すべてに糸を通しひとまとめにして結びます。
編み出したときの太い糸を切って、出来上がり。
染色
今回は、編みあがった後染色しますがぼくは、あらかじめ染めた糸で編んでいきます。
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編みあがったネットを染色 |
糸があれば,あらかじめ各色染めておくことも。