僕はニジマスを僕なりの方法で燻製にして食しています。
冷蔵庫で2ヶ月ほどはもつので毎晩の晩酌のつまみにもってこいといえます。
いっしょに作って見ませんか?
ニジマスの燻製作りの条件(温燻)
ニジマスの燻製作りの材料、及び道具
ニジマスの燻製作りの作業工程
1.ニジマスを解体します。
解体する際は調理ばさみを使います。包丁やナイフが使い慣れない人ははさみの方が作業がはかどります。図1のように切り、人差し指と親指でえらを引き抜くと、はらわたが一緒にとれます。最後に血合いを親指の爪でそぎ取って水で洗い流します。このとき血合いと肛門はよく洗い流してください(ここがいちばんいたみやすいです)。
(図1)
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図の1 | 図の2 | 腸をむしりとります | 水洗い |
2.ソミュ−ル(つけ込み液)を作ります。
5から10%の塩水に各種調味料(醤油、酒その他),スパイス(ブラックペッパ−、ナツメグ,ロ−リエその他)を好みで入れます。
充分さました後、解体したニジマスをつけ込み冷蔵庫で、1日つけ込みます。冷蔵庫でですよ。
私は、ZIPLOCKというビニ−ル袋に数匹ずつ入れ冷蔵庫に入れます。
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それぞれ好みで、自分の味を出して
ください
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ZIPLOCKに入れ、数匹ずつ
つけ込む
3.塩抜き
1日つけ込んだニジマスを別容器に移し、流水で2から3時間ほど塩抜きします。これはある本で腐敗菌の除去という意味があるそうです。また素材に甘味が出ます。塩をなめた後、水を飲むと甘い感じがしますよね。あれです。
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私は発砲スチロ−ルの箱を魚屋さん
でわけてもらいました。60から7
0匹くらいの作業ではこのくらいの
はこがGOOD
4.風乾
マッチ棒の頭をとってニジマスの腹に渡します。こうすることで、腹の中まで充分乾燥させることが出来ます。
次にたこ糸を30センチに切り、輪にして結びニジマスのえらにかけます。このとき、えらの切れ込みの一番おくの硬いところでかけるのが重要です。
直射日光のあたらない軒下などに吊る下げて乾かしましょう。表面が乾いたからといっても身の中がかわいていないのがほとんどなので、充分日にちをかけましょう。また,雨には絶対あてないように。
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充分乾かしましょう。非常に重要な作業行程です。
身を押してみて弾力がなくなってきたら、いよいよ燻煙作業の開始です。(今回は4日乾かしたところでだんだんと気温が上がってきてしまい,いたむお それがあったので、そこで風乾を終えました。やはり燻製はキンキンに冷えた冬場に限ります)
さて下図の様なスモ−カ−を作りましょう。魚の数によってダンボ−ルの大きさを吟味しましょう。(ちなみに、60から70匹程度ならおしめのパンパ−スの箱がBESTSIZEですよ)仕様は下図を参照してください。
出来上がったら、猫に注意しながら(箱の中が煙で充満するまでは魚のにおいで猫が寄ってきます)チップを燃やし
ます。
簡易スモ−カ−はそれ自体燃えやすいので、燻煙時間は2から3時間な のでスモ−カ−のそばを離れないように。
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簡易スモ−カ− |
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こんなふうに吊します(まだ魚色) |
2から3時間燻煙すると魚がしたの写真のように飴色になります(2、3時間燻煙してもすもカ−の密閉度や大きさ,魚の量によっては飴色にならない場合があります。そんなときは、もうしばらく燻煙した方がよいでしょう。)
最後に,飴色になった燻製を冷蔵庫でまる1日冷やします。こうすることで、燻製の身と皮がはなれ食べるとき皮がむきやすくなるのです。
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出来上がり |
黄金色に輝く燻製たち(これでしばらく酒のつまみはOK)^^;
僕なりの燻製法をあれこれ書いてみました。川魚の嫌いな子供たちも,こうするとあっと言う間に食べてしまいます。
よかったらやってみてください。
また,ここではこんなやりかたもあるよ。等ありましたら、メ−ルください